絵の上達に必要な、好きこそ物の上手なれ

好きこそ物の上手なれ

独学でもプロとして活躍できている人の最大の共通点
「コツコツと絵を描き続けていること」でした

 

 

一つのことを極めるには
時間にして約1万時間の学びが必要
とも言われるくらい大変なことです

 

 

そして、継続するために重要なことと言えば
「やる気」です

 

 

嫌いなことや興味がないことって
「やる気」も出ないし
「継続」もしにくいですよね

 

逆に、好きなことや興味があること
楽しいことなら
「やる気」も出て「継続」しやすいです

 

 

 

絵を描くことを継続させるには

どうすればいいのでしょうか?

 

「好きなもの」「描きたいもの」を

どんどん描いていくのが一番です

 

 

「好きなもの」「描きたいもの」が描けていると
ワクワクした気持ちになり
時間があっという間に過ぎていくような感覚になります

 

 

独学で絵を学ぶ場合
自分の好きな絵・描きたい絵がどんなものか
わかっている人の方がブレが少なく上達が早いです

 

 

それは、やる気という点だけでなく
好きな絵・描きたい絵を描くこと自体が
同じようなジャンルの絵を何回も続けて描くことになり
コツをつかみやすく、課題も見つけやすくなるからです

 

 

 

好きな絵・描きたい絵を描いているはずなのに
「長続きしない」「ワクワクした気持ちにならない」

 

そんな方は、次の落とし穴がないかチェックしてみましょう

好きな絵・描きたい絵に潜む 重大な落とし穴

自分が選んだ「好きな絵」「描きたい絵」の中に
次のようなことが隠れていませんか?

 

人から勧められた(アドバイスされた)から

 

周りから期待されているから

 

できないと不安(できた方がいいと思う)から

 

みんながやっているから

 

思いつきで「やりたい」と思ったから

 

 

 

 

「やりたいこと」の中に、これらの気持ちが隠れていると
他人や世間の評価」「流行(マイブーム)
に左右されやすくなります

 

 

つまり、状況によっては
やる気が継続しないという問題がでてきます

 

 

実は、私も「描きたい絵」の中に
できないと不安という気持ちから始めていたものがあり
やる気が継続できなかったことがありました

 

その失敗談を紹介したいと思います

私の失敗談 〜興味がない絵の練習でやる気ダウン〜

私は、大好きな風景画家さんの影響を受けて
風景画を描き始めました

 

ちなみに、私の描きたい風景画とは
建物や街並みなどの人工物が入っていない
自然に近いような場所が描かれている絵です

 

心象風景に近い世界観を出したい
という気持ちで風景画を描いています

 

 

しかし、風景画を描き始めた頃は
建物や街並みが描けないと
風景画を描いているとは言えないのではないか
という不安な気持ちがありました

 

なぜかというと、風景画の描き方の本は
必ず建物や街並みの描き方がメインであって
建物がない風景画だけという本はなかったからです

 

 

本の風景画(建物や街並み)が描ける=絵の上達
と考えて、何回も建物や街並みの風景を描こうとしたことがありました

 

建物が描けないのは
遠近法やデッサンができていないからではないか
と考えて、それだけを勉強しようとしたこともありました

 

 

しかしそれは、描きたい絵とは真逆のものです
長続きするはずがありません
結局、毎回絵を描かなくなるという結果に終わりました

 

 

 

このことをきっかけに、絵を上達させることよりも
描きたい絵を描くことを優先するようになりました

 

こうして出した結論は、ちょっと極端ですが
建物が入っていない風景画を描き続ける
ということでした

 

 

その結果、デッサンやパースの勉強はまだまだ不十分ですが
色鉛筆の塗り方や混色の方法・色についての知識は深まり
別の方向から、絵が上達することに成功しています

 

 

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